はかどるパパ(@hakadoru_papa)です。
『早く起きなさい』
『宿題はやったの?』
『お片付けして~!』
『そろそろ寝なさい』
毎日のことなのに、何度も何度も言っても子どもが聞いてくれないあなたへ。
本記事では、
子どもの21時就寝を6年間続けている僕が、
「子どもの生活習慣」の作り方について解説しています。
子どもの習慣づけは「○○」で解決!
結論から言うと、
子どもの習慣づけでなのは「音楽」です。
以下の音楽を聞いて思い浮かべることは何でしょうか?
(音が流れます)
『あ、これ閉館の音楽だ』
『そろそろお店を出なくちゃ…って気持ちになる』
なんて思いませんでしたか?
これは、「別れのワルツ」という曲です。
(よく間違われますが、蛍の光とは別モノ)
全国のお店や公共施設で閉店・閉館の音楽として利用されています。
これ以外にも、
- スマホのアラーム=起きる時間
- 学校のチャイム(ウエストミンスターの鐘)=授業の開始&終了
- 夕焼けチャイム(夕焼け小焼けなど)=帰る時間
- 接近メロディ=電車が近づいてくるので注意する合図
生活習慣と音楽をリンクさせる具体的な方法
生活習慣と音楽をリンクさせる具体的な方法を解説します。
スマホのタイマーを使う
まずはこれが一番カンタン。
スマホのタイマーをセットすることです。
たとえば、
iPhoneの「時計」アプリでは、
指定の時間に好きなメロディや音楽を再生できます。
ちなみに、Androidでは、YouTube MusicやSpotifyの曲を設定することも可能です。
(どちらもプレミアム登録要)
ただ、子どものそばにいつもスマホを置いておかないといけないというのがデメリット。
仕事などで親がいないときは、
スマホのタイマー以外の方法が必要です。
プログラムチャイム
一番シンプルに
指定の時間に音楽を流したいのであれば
プログラムチャイムがオススメ。
学校のように、指定の時間になったら
チャイム音などを流すことができます。
一方で、残念な点は2つあります。
1つめは、音楽の選択肢が限られる、ということ。
音やメロディを数十個から選べますが、子どもの好きな音楽やテンションが上がるものが無いケースがあります。
2つめの残念な点は、設定面。
時間やメロディを変更する場合は、毎回壁から外して設定しなくてはいけません。
スマートスピーカー
実のところ、コレがいちばんオススメ。
コスパも良く、アプリで設定可能。
我が家で5年以上にわたり、
「こどもの9時就寝」を続けられているのは
このアイテムのおかげでもあります。
我が家でつかっているのはアレクサ。
スマートスピーカーというと、
「話しかけると音楽を流してくれるモノ」
と思うかもしれませんが、
実は「指定の時間になったら音楽を流す」
ということも可能です。
「テレビを消す」
「カーテンを閉める」
「部屋の電気を暗くする」など、
家電とも連携できるので
何も労力をかけずに「寝るモード」を作り上げることができます。
デメリットとしては、
少しだけアプリ操作を覚える必要がある点。
我が家で使っているAmazonのスマートスピーカーである「アレクサ」であれば、「定型アクション」を設定する必要があります。
生活習慣とは?
「音楽で習慣をつけられる」というイメージができてきたかと思いますが、「生活習慣」についてもう少し深堀りしてみましょう。
子どもの生活習慣を作る上で重要なことは以下の3つです。
(1)一定の「手順」で繰り返し行う
まず大事なことは、生活習慣において「手順」を明確することです。
例えば、朝食を例にとれば、
- 手を洗う
- 朝食の準備を手伝う
- いただきますと言う
- 食べる
- ごちそうさまと言う
- 歯を磨く
各家庭で微妙な違いはありますが、
おおまかな「手順」は上記に近いのかと思います。
まずは作りたい「生活習慣」があったら、
やってもらいたい1つのアクションではなく、
複数のアクションの流れ=「手順」を考えます。
次に、その一番最初のきっかけ(トリガー)を「音楽」にしてみましょう。
上記を例にすると、
「1.手を洗う」の前に、
「7:30にクラシック音楽を流す」
と音楽をきっかけにして、手順を始めるようにします。
生活習慣に関する論文では以下のとおり説明しております。
(2)習慣は「繰り返し」「反復」により習得される。
出典:松田 純子 2014 幼児期における基本的生活習慣の形成 -今日的意味と保育の課題-
(中略)
生活習慣とは、日常の生活に必要な行動が一定の「型」で繰り返し行われていくこと
https://core.ac.uk/download/pdf/235276006.pdf
(2)まず親が見本を見せる
手順の次に大事なことは、
親がお手本を見せる、ということです。
『子どもはホントよく見てるな~』
『なんでもマネするなー』
と驚くのは子育てパパママのあるあるですよね。
子どもの観察眼は本当にすごくて、
身近な人のふるまいや言葉づかいがうつる…なんてこともしばしば。
親しい大人のまねをしながら学んでいきます。
逆をいえば、
続けてほしい生活習慣があるなら、
親のあなたが一緒にやってあげる必要があります。
特に子どもが小さいうちは、
- お片付けを一緒にやる
- 子どもの勉強タイムの隣で読書する
- 歯を一緒に磨く
- 一緒に寝室に行く
など、子どもと一緒の行動をとり、
取り組む姿を見せていきましょう。
先ほどご紹介の論文の中でも以下の通り述べられています。
幼児は、模倣の働きによって、まわりの生活に自分を合わせることをしながら、自分の生活を作っていく。基本的生活習慣の形成は、この幼児の模倣性を抜きにして考えることはできないだろう。
出典:松田 純子 2014 幼児期における基本的生活習慣の形成 -今日的意味と保育の課題-
https://core.ac.uk/download/pdf/235276006.pdf
(3)習慣の意味を教える
子どもが3~4歳以上になったら、
その「生活習慣」はどんな意味があるのか?
もしやらなかったらどんなイヤなことがあるのか?
といったように、生活習慣の意味をしっかり伝えるようにしましょう。
たとえば、
「いただきます、の意味はね…」
「歯磨きをしないと虫歯になって…」
と、自分の言葉で伝えるようにしましょう。
物心がつく段階になると、型の意図を説明するなど、理由づけや意味づけも行われるようになる。
出典:松田 純子 2014 幼児期における基本的生活習慣の形成 -今日的意味と保育の課題-
https://core.ac.uk/download/pdf/235276006.pdf
「音楽」で生活習慣を作ろう
今回の記事では、
音楽とセットで生活習慣が身に着く
という点についてご紹介しました。
上記の方法を参考にして
『早く勉強しなさい~!』
とガミガミ言う日々から解放されて、
ストレスフリーな生活を送りましょう。
なお、毎日の勉強習慣を続けるコツについては、
以下のページでまとめております。
よろしければご参考にしてください。